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南砺を旅する

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かの板画家・棟方志功が戦前から度々訪れ、戦中には疎開先として家族と6年間滞在していた“福光”。
棟方に“第2の故郷”と言わしめたその地で、棟方の世界観にふれられるスポットをめぐろう。
また、全国的に稀少な種麹店など、福光の魅力を満喫できるコースだ。

 

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板画家・棟方志功ゆかりの地と言えば、「光徳寺」である。現在の住職の祖父にあたる18代目住職が、昭和初期に民芸運動を起こした思想家・柳宗悦の“用の美(生活に即した民芸品)”という考え方に感動し、民芸運動にのめり込んでいったのが、芸術家たちとの交流の始まり。棟方とは、民芸活動に深く関わっていた陶芸家・河井寛次郎に紹介されて知り合った。棟方は住職と交流を深め、戦前から度々光徳寺を訪れるようになり、アトリエとして使っていたこともあったという。最大の見どころは、棟方の最高傑作と呼び声の高い襖絵「華厳松」。また、僧侶であり日本画家でもあった岩崎巴人(はじん)の襖絵も観られる。どの作品にも説明書きがないため、先入観を持たずにそのものの良さを感じられるのが魅力だ。その他、世界の民芸品がたくさん飾られた応接間もユニーク。“用の美”に感動した18代目住職の考えが、今も息づいているようだ。

住所 富山県南砺市法林寺308
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電話 0763-52-0943
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開館時間 9:00〜17:00
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休館日 木曜、年末年始

 

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昭和20年4月に福光に疎開した板画家・棟方志功。棟方が疎開中に住居を構えた地には、疎開中に制作した作品を中心に展示する「愛染苑」、その隣にある民藝館「青花堂」、棟方の住居を移築した「鯉雨画齋」がある。なかでも棟方を身近に感じられるのが、昭和21年12月から5年間、家族6人で住んでいた「鯉雨画齋」だ。この住居は空襲に遭った富山市へ供給する簡易住宅を融通してもらったものだという(無償ではない)。それまでずっと仮住まいで落書きを我慢していた棟方は、疎開先での初めての自宅が嬉しかったのだろう。入居後すぐトイレの天井と壁に菩薩の絵を描いたという。また、押入の板戸には鯉の絵が描かれ、長押や柱に飛び散った墨の跡からは創作へのほとばしる情熱が感じられる。また、客人をもてなす茶室や、大好きな猫のための猫窓跡などからも人となりが感じられるかのようだ。

 

住所 富山県南砺市福光1026-4
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電話 0763−52-5815
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開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
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休館日 火曜・祝祭日の翌平日、年末年始、展示替期
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入館料 一般300円、高大生200円、小中学生無料
※「愛染苑」「青花堂」「鯉雨画齋」の3館合わせての入館料
 

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美容と健康に最適な発酵食品に欠かせない麹。その麹の素となる麹菌を作る種麹店は今、全国に10軒ほどしかない。そのうちの貴重な1軒が、創業明治28年の「石黒種麹店」だ。今も昔ながらの手作業による製法で真心と手間暇をかけて無添加の手作り麹を作り続けている。その手作り麹に天日塩を加えて低温熟成させた「塩こうじ」は、無添加なので麹菌が生きているのが特徴。プロの料理人や料理研究家が厚い信頼を寄せているというのも頷ける。また、手作り麹と富山県産「新大正もち米」を炊き上げ発酵して作られる「甘酒」も人気。甘味料などの入っていない自然な甘さは、心にも体にもやさしい。塩こうじや甘酒のみならず、すべての商品が安心・安全の無添加。お土産に買っていくと喜んでもらえそうだ。

 

住所 富山県南砺市福光新町54
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電話 0763−52-0128
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営業時間 9:00〜19:00、土・日曜・祝日10:00〜18:00
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定休日 不定休
 

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細めでコシのあるあっさりとした手打ちそばに定評のある「萱笑」。そばの産地である長野県大町の製粉会社から週に1回程度、国産100%石臼挽きそば粉が新鮮な状態で届く。それを朝から丹念に手打ちするのが「萱笑」流だ。豊富なメニューの中でも1番人気なのが、エビ天好きの店主が考案した「天然大えび天ぷらそば」。スーパーにはなかなか並ばない高級エビの天然ならではの味と食感、濃厚なミソを、相性バツグンの手打ちそばとともに堪能できる。また、古民家を改装した店内は、靴を脱いでゆったり寛げるのが魅力。掘りごたつ式のテーブル席で中庭を眺めながら、手打ちそばや天ぷらを味わえば、至福に包まれていく。

住所 富山県南砺市福光6771
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電話 0763−52-5033
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営業時間 11:30〜14:30、17:00〜21:00
※そばがなくなり次第終了
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定休日 火曜(祝日の場合は翌日)
 

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手打ちそばで満腹になっても、甘いものは別腹。食後のデザートは、通りの向かいにあるジェラテリア「zucca」がおすすめだ。店内のショーケースには、新鮮なジェラート16種類がズラリ。いずれも県産の生乳を低温殺菌で仕上げた牛乳を使ったジェラート(ミルク)をベースに、福光と魚津のリンゴや、立野原のカボチャやサツマイモ、イチゴ、城端のブルーベリーなど、地元の食材を活かしたものばかり。ミルクやピスタチオなどの定番メニューの他、ミルクと立野原のカボチャを合わせた「パンプキン」や、煮込んだリンゴをカスタードベースのアイスにのせた「アップルカスタード」などの季節限定ジェラートもある。店内で味わっていると、近所の子供たちが気軽に立ち寄っていく。そんな光景にも心が和む。

 

住所 富山県南砺市福光6902
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電話 0763-55-6491
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営業時間 11:00〜19:00
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定休日 火曜、第2・4月曜

 

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福光は、知る人ぞ知る温泉どころ。福光の山間に佇む「ぬく森の郷」は、北陸最大級の広さを持つ岩露天風呂で知られる温泉だ。大きな石に囲まれた露天風呂は、まさに泳げそうな広さである。疲労回復や筋肉痛などに効能があると言われる福光医王山温泉(天然温泉)にゆったり浸かりながら、目の前の山々を眺めれば、旅の疲れが自然とほぐれていく。自然とひとつになれるような感覚を味わえるのも「ぬく森の郷」ならではの魅力といえよう。お風呂上がりは、80畳の和室大広間でゆっくり休憩できるのもいい(16時まで利用可)。また、地元の食材を使ったレストランや、地元の新鮮な野菜や果物などが並ぶ農産物販売所、地元の特産品を加工したお土産品の販売コーナーなどもあり、充実した時間を過ごせる。

 

住所 富山県南砺市小又311
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電話 0763−58-8008
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営業時間 9:00〜22:00(入館は21:30まで)、
冬期間(12/1〜2/末)は〜21:00(入館は20:30まで)
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休館日 火曜(祝日の場合は翌日)、1月1日
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入館料 大人【※すべて税込】
平日9:00〜18:00は500円、18:00〜22:00は400円、
土・日曜・祝日9:00〜18:00は600円、18:00〜22:00は500円