山あいを流れる庄川のわずかな河岸段丘にある菅沼集落には、現在9戸の合掌造り家屋が残っています。日本有数の豪雪地帯という厳しい自然環境に耐える住まいとして、また、養蚕や塩硝作りという生活の糧となる仕事の場として、頑強な構造で支えた空間を合理的に生かした独自の合掌造り家屋が発達したのです。
おすすめポイント
集落の中心には富山の美しい景観を眺望できる「とやまビューポイント」の銘板があるので、探して写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
駐車場から徒歩3分
おすすめはぼべらのソフトクリーム!
「ぼべら」とは伝統野菜のあま〜いかぼちゃのことです。
密度の濃いかぼちゃのソフトクリームはもったりしていて、まるで本物のかぼちゃのよう。ぜひ堪能してみてください。
スイーツ以外にも、食事系のメニューも充実しています。
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休
客席:16席
徒歩2分
先人の暮らしを今に伝える塩硝の館は、かつての産業を知ることのできる貴重な場所。
加賀藩政時代の五箇山の一大産業であった塩硝(黒色火薬の原料)の製造を展示説明する資料館です。
館内では、塩硝の材料であるヨモギ、麻、サク等の採取から、積み込み、灰汁塩硝煮詰め、上煮塩硝作り、出荷までの過程を人形コーナーや影絵コーナーなどでわかりやすく再現しています。
大自然に囲まれた日本の原風景の中で、先人の働く姿に思いを馳せてみるのも良いですね。
入館料:五箇山民俗館との共通券/ 大人400円・小中学生200円
営業時間:4~11月 9:00~16:30/12~3月 9:00~16:00
※R7年9月より二階改修工事のため一時閉館されます。
徒歩1分
「五箇山民俗館」は、いにしえの暮しをそのまま感じられる貴重な資料館です。
1階には、藩政時代の重要産業だった塩硝(火薬の原料)製造関連の用具や、その製造方法、食器、カンジキなどの履物、衣類、農機具などの展示を通して、当時の知恵や工夫を学べます。
2階(アマと呼ばれる天井裏)では、農具や養蚕道具など、季節ごとの暮しを支えた品々を紹介。合計200点あまりの展示は、どれも大切に受け継がれてきたものばかりです。
入館料:塩硝の館との共通券/ 大人400円・小中学生200円
営業時間:4~11月 9:00~16:30/12~3月 9:00~16:00
菅沼集落をあとにして、昼食を取りに上梨集落へ向かいます。(車で7分)
五箇山といえば、合掌造りだけじゃない!実は「蕎麦」と「豆腐」という2大名物も外せません。
その両方を一度に味わえるのが拾遍舎(じっぺんしゃ)。
毎朝、石臼で丁寧に挽いた国産そば粉を、香りが逃げないうちに手打ち。細身でコシのある蕎麦は、豪快にすすってこそ本領発揮です。
人気なのは、旬の山菜や朝どれ野菜を使った天ぷらと一緒にいただく「天ざる蕎麦」。さらに、ここでしか食べられない「とうふ揚げ出し蕎麦」も必食。堅めの五箇山とうふを揚げて熱を加えると、まるで大豆のおもちのようにもっちりに。
営業時間/ 11:00~14:00(売切れ次第終了)
車で10分
山あいに囲まれた秘境・五箇山には、今も受け継がれる伝統の「五箇山和紙」があります。
南朝方の落人が伝えたとされるこの手すき和紙は、素朴であたたかみのある風合いが魅力。
店内には和紙を使ったかわいい小物もたくさん。買い物も楽しめますよ。
おすすめポイント
施設では、職人から紙すき方法を学び、実際に体験もできます。はがき作りなら約30分で完成!旅の思い出作りにもピッタリです。
営業時間 :9:00〜17:00
(紙すき体験は10:00〜15:00まで※要予約)
体験料金:和紙のはがき作り 1000円/人
相倉合掌造り集落へ向かいましょう。(車で11分)
相倉集落は、20棟の合掌造り家屋が現存する歴史ある山村です。
四季折々の自然と調和した美しい景観は、訪れる人々の心を癒します。
おすすめポイント
五箇山・相倉集落に着いたら、まずは全景が見渡せる絶景スポットへ!駐車場から歩いて約10分、坂道をのぼると…
目の前に広がるのは、合掌造りの家々が織りなす日本の原風景。
駐車場からすぐ
相倉集落の中でもひときわ大きな合掌造りの家屋「勇助」は、昔の五箇山の暮らしを垣間見ることができる展示館です。
館内には、元フォトグラファーのオーナーが撮影した当時の貴重な写真が数多く展示されており、まるで時代をさかのぼる旅をしているような気分に。
営業時間:9:00 ~ 16:30(最終受付16:00)
※冬季期間は9:00 ~ 16:00(最終受付15:30)
入館料:大人500円/小・中学生300円
徒歩1分
相倉合掌造り集落の中に鎮座する神社です。
境内には、大きな杉などの生えた境内林、皇太子殿下の歌碑、皇太子殿下御成婚記念や愛子内親王殿下御誕生記念で植えた木などがあります。
ぜひ、心静かにお参りしてみてください。
徒歩1分
原始合掌造りの『三郎(旧岩本家)』は屋根だけの合掌造りで「合掌造り家屋の原型」と言われるものです。
このような家屋は「ナンマンダブツ建て」と呼ばれ、江戸時代の五箇山では農家住居として各所に見られたそう。しかし、現存するものはこちらだけです。
おすすめポイント
記念碑の周辺に立って、貴重な原始合掌造りと一緒に写真をパシャリ!
徒歩5分
「合掌茶屋 相倉屋」は相倉合掌集落を入ってすぐのお店。
山菜、五箇山豆腐などのトッピングも楽しい蕎麦・うどんが楽しめる他、五箇山和紙、三笑楽、とち餅など五箇山を代表するお土産がそろうお土産店兼お食事処。散策を楽しんだ後はこちらへお土産などをチェックしに行きましょう。
おすすめのお土産📦
★赤かぶらの漬物
★五箇山豆腐の燻製
★とち餅
営業時間: 9:00~16:00
定休日:不定休