あんごじ
斉明天皇2年(656年)に地主地蔵尊を奉祀したことを起源とする古刹。その後、養老2年(718年)、インドから渡来した善無畏三蔵が、聖観音立像(国指定重要文化財)を本尊として奉安し、夏安居(げあんご)の修行を行ったことに因んで寺名とした。奈良時代には聖武天皇の勅願所として行基が伽藍を整備し、江戸時代には加賀藩の祈願所として栄え、多くの寺宝を伝えている。なお、文化財指定を受けている仏像は非公開である。